大自然に囲まれ静かに佇む三千院は紅葉の名所として名高いですが、四季折々に色々な草花が楽しめます。春は桜や石楠花、初夏にかけては紫陽花が見ごろになり、冬の雪景色も風情が感じられます。
名称 | 三千院 |
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楽しめる花(★はおすすめ) | 【春】桜、石楠花(しゃくなげ)、牡丹【夏】★紫陽花、★苔、★青紅葉、半夏生(はんげしょう)【秋】★紅葉、秋海棠(しゅうかいどう)、彼岸花【冬】千両、椿 |
ベストシーズン | 夏、秋 |
公式サイト | http://www.sanzenin.or.jp/ |
三千院の概要
8世紀ころ、最澄が比叡山延暦寺を創建した際に造った梨木の下の草庵が起源とされ、皇族が長く住職を務めたことでも知られています。
大原といえば三千院というほど有名ですが、大原に移転したのは明治維新後で、以前は別の場所にあり名称も違っていました。
移転のたびに名を変えており、円融房(えんゆうぼう)、梨本坊(なしもとぼう)、梨本門跡(なしもともんぜき)、梶井宮(かじいみや)と変遷を経て、現在の三千院になりました。
三千院は「一念三千(いちねんさんぜん)」という天台宗の教えが由来で、一念(わずかな心の働き)にも、三千(様々な世の中の要素)が備わっている、という意味です。
三千院の見どころ
紅葉
三千院の魅力は、何と言っても離れ里の大自然の中で楽しむ紅葉の素晴らしさです。
京都屈指と言われる紅葉の美しさは一見の価値ありです。
境内には、御殿門(ごてんもん)、往生極楽院、朱雀門、聚碧園(しゅうへきえん)、弁財天、円融房(修行堂)などの見どころもありますが、澄んだ空気の中で四季折々の草花に囲まれ散策すると、心も体も清々しく癒されます。
紅葉はもちろんのこと、春の桜や初夏には紫陽花も見事に咲き誇り、見応えがあります。
わらべ地蔵
三千院の人気スポットと言えば、わらべ地蔵です。
苔の中にちょこんといる姿は何とも愛らしく、撮影する人で賑わっています。