瑞春院

瑞春院(ずいしゅんいん)は上京区、相国寺境内にある、相国寺の塔頭寺院です。

1466年~1484年の間に(文正、応仁、文明のいずれかの時代)に季瓊真蘂(きけいしんずい)の法をついだ亀泉集証(きせんしゅうしょう)によって創建されました。

その後、天明の大火(1788年)によって、堂宇を失いますが1845年から1849年の間(弘化、嘉永年間)に再建、現在に至ります。

なお、瑞春院は水上勉(みずかみつとむ)の小説「雁の寺(がんのてら・第45回直木賞受賞作品)」の舞台として非常に有名です。

雁の寺

水上勉が13歳まで小僧として瑞春院で過ごした実体験に基づいて書かれた小説。

(水上は寺での仕打ちに耐えかねて13歳の時に脱走している。)

禅寺の僧侶としてあるまじき堕落しきった住職の生活などが描かれている、かなり衝撃的な作品で、映画にもなっている。

ちなみに瑞春院の門前にある案内看板にも「雁の寺」の舞台になった寺であることは記載されている。

(個人的にはどういう思いで記載されているのだろうかと、あれこれと考えてしまう。)

瑞春院のアルバム

山門からのぞく瑞春院の境内。

庭のことなどまるでわからない私であっても息を吞むほど、美しいお庭です。

こちらのお庭は雲頂庭(うんちょうてい)と言います。

室町時代の禅院風、枯山水だそうです。

※枯山水とは水を用いずに山水の趣を表現するお庭のこと。

山門からのぞく瑞春院の境内

雲頂庭の東側。

雲頂庭の東側

雲頂庭の西側。

雲頂庭の西側

禅寺らしい隙のない美しさを感じるお寺です。

だからこそ、「雁の寺」は多くの人に衝撃を与える作品になったのかもしれません。

禁欲を強いられる立場にある者こそ、その背徳感の中で欲望を際限なく膨らませることがあるのでしょうか?

瑞春院の基本情報

瑞春院の基本情報は以下の通りです。

瑞春院
宗派臨済宗相国寺派
創建文正・文明年間(1466年~1484年)
開基・開山亀泉集証(きせんしゅうしょう)
所在地〒602-0898 京都府京都市上京区相国寺門前町701
アクセス①京都駅より地下鉄烏丸線乗車、今出川駅下車。
乗車時間10分、徒歩6分。
②京都駅より市バス9系統乗車、堀川上立売下車。
乗車時間26分、徒歩10分。
拝観時間通常非公開
拝観料金
ご本尊阿弥陀三尊仏

瑞春院の所在地図

赤色のマーク瑞春院の所在地となります。

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