天性寺

天性寺

天性寺(てんしょうじ)は、中京区、三条通から寺町通を100メートルほど、上がったところにある浄土宗のお寺です。

奈良の當麻寺(たいまでら)の僧、眼誉道三(がんよどうさん)が当麻曼荼羅(たいままんだら)を作ったとされる中将姫(ちゅうじょうひめ)の遺徳を広く後世に伝えるために建立しました。

天性寺は付近の他のお寺に比べると、やや地味で存在感が薄いですが、都会のど真ん中であることを忘れてしまうほど静かで、かつ、気持ちの行き届いた、きれいなお寺です。

他のお寺を回るついででも構いませんので、是非、一度は立ち寄ってみて下さい。

結構、気に入る方が多いと思いますよ。

MEMO

中将姫は奈良時代に生きた人物で、右大臣、藤原豊成(ふじわらのとよなり)の娘です。

13歳の時に三位中将の位を授かったため、中将姫と呼ばれるようになりました。

美しく、才能に恵まれた女性でしたが、継母である照夜の前にいじめられ、さらには殺害まで企てられます。

しかし、殺害を命じられた家臣に匿われて難を逃れることに。

その後、隠れて生活をしているところを父、藤原豊成に発見され、淳仁天皇に後宮入りを促されたりしますが、それを固辞し、當麻寺にて出家。

その當麻寺では、御仏のご加護によって、たった一晩で当麻曼荼羅を織り上げたと言われています。

彼女の数奇な生涯は後世において様々な戯曲でも取り上げられ、広く世間の知るところとなりました。

天性寺のアルバム

山門から望む天性寺の境内。

賑やかな寺町通に面しているとは思えない落ち着いた雰囲気。

実際、一歩、境内に足を踏み入れると、まるで別世界に入り込んだような静けさでした。

山門から望む天性寺の境内

本堂。

1880年の再建とのことなので、そんなに古いわけではないですが、品のある建物。

大きくはないですが、全てに行き届いていて、スキがない印象です。

小柄な美人という感じでしょうか。

ご本尊の阿弥陀如来のほか、中将姫の化身とされる十一面観音像(織姫観音)や中将姫法如尼像などが安置されています。

天性寺の本堂

鐘楼。

かなり小ぶりなものだと思います。

もちろん、蛸薬師堂や矢田寺の鐘よりは大きいですが。(笑)

天性寺の鐘楼

弁財天社。

鎮守社とするために天河大弁財天社から勧請されたそうです。

弁財天と言えば芸術・学問から勝負運、財運まで幅広いご利益があると言われている神様ですので、しっかりと手を合わせておきましょう。

ちなみに天河大弁財天社は、何回、行っても道に迷って、たどり着けない人がいることから、神様から呼ばれないと行けない神社などと言われていますが、天性寺の摂社なら必ずたどり着けます。(笑)

天性寺の鎮守社、弁財天社

山門か望む寺町通。

ここだけ、まるで時間の流れが違うように感じます。

さて、現実世界に帰りますか。

天性寺の境内参道

天性寺の基本情報

天性寺の基本情報は以下の通りです。

天性寺
山号曼茶羅山(まんだらざん)
宗派浄土宗
創建大永年間(1521年~1527年)
開基・開山眼誉道三(がんよどうさん)
所在地京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町523
アクセス②京都駅より市バス5、17、37、205乙系統乗車、河原町三条下車。
乗車時間14分、徒歩3分。
①京都駅より地下鉄烏丸線乗車、烏丸御池駅下車、乗車時間6分。
烏丸御池駅より地下鉄東西線乗車、京都市役所前駅下車、乗車時間2分、徒歩3分。
拝観時間不明
拝観料金無料
ご本尊阿弥陀如以来
寺宝重要文化財;絹本墨画白衣観音図

天性寺の所在地図

赤色のマークが天性寺の所在地となります。

同時に参りたい天性寺近くのお寺と神社

・染殿院(そめどのいん)

・錦天満宮(にしきてんまんぐう)

・蛸薬師堂(たこやくしどう・永福寺(えいふくじ))

・誠心院(せいしんいん)

・誓願寺(せいがんじ)

・矢田寺(やたじ)

・本能寺(ほんのうじ)

・白山神社(はくざんじんじゃ)

・瑞泉寺(ずいせんじ)

・檀王法林寺(だんのうほうりんじ)

・法雲寺(ほううんじ)

・善導寺(ぜんどうじ)

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