白峯神宮は1868年に明治天皇が創建された神社です。
境内にある末社、地主社に祀られる精大明神はスポーツ、特にサッカーやバスケットボールといった球技の上達にご利益がある神様とされ、多くのスポーツマンの信仰を集めています。
4月の春季例大祭(4月14日)や精大明神例祭(7月7日)では蹴鞠(けまり)の奉納がされますので、タイミングの合う方は是非とものぞいてみて下さい。
白峯神宮のアルバム
今出川通から望む白峯神宮の境内。
堀川通から東に入るとすぐにその鳥居が見えてきます。
白峯神宮の御門。
非常に立派な門です。
門前の提灯や神前幕には菊の御紋が。
こちらは明治天皇が創建された神社ですからね。
境内に入ると正面に拝殿。
結構、規模の大きなものです。
本殿。
格式の高い神社の本殿にしては随分と拝所が雑多な感じ。
絵馬や祈願品がたくさん奉納されています。
手前に見えている金色の物体は鞠の鈴(まりのすず)と呼ばれるもので、参拝をする際に、こちらを鳴らさせて頂くとのことです。
「良く鳴る」→「良く成る」という言葉遊びを含んだ願掛けだそうです。
祈願品。
野球からバスケットボール、サッカー、バレーボール、ラグビーまであらゆる球技のボールが奉納されています。
でも、よくよく考えてみると本殿にお祀りされているのは崇徳天皇と淳仁天皇のはず。
球技に関する上達祈願なら、地主社の精大明神(せいだいみょうじん)にさせて頂くべきなのでは?
まあ、細かいことはいいか。(笑)
地主社。
右手に厄除け、長寿のご利益のある柊大明神と織物業の神様、糸元大明神
中央にスポーツ、特に球技の神様、精大明神
左手に学業成就の神様、白峯天神と家内安全、無病息災のご利益のある今宮大神が
それぞれ、お祀りされています。
こちらにも色んなスポーツのボールがお祀りされていますね。
あと、天神さんがお祀りされていますので、小さな牛の像も。
伴緒社(とものおしゃ)。
武道の神様として保元の乱で主祭神である崇徳天皇方として戦った源為義(みなもとのためよし)、源為朝(みなもとのためとも)、両公をお祀りしています。
潜龍社。
昭和30年に御火焚祭斎行中に火炎の中に出現された龍を水神としてお祀りするために設けられたお社らしいです。
近代においても不思議なことというのは起こるものなのですね。
手水所の龍神像がかわいらしい。
社務所。
こちらでお守り等を授かることができます。
おすすめは「闘魂」と書かれたお守り。
なお、手前に見えている竹の柵で囲われている部分は蹴鞠を行う場所ですね。
ちなみにここ白峯神宮は蹴鞠の宗家、飛鳥井家(あすかいけ)の邸宅跡でらしいです。
それで精大明神がお祀りされているわけですね。
蹴鞠の碑。
蹴鞠の保存、普及を祈念して建立されたものらしいです。
樹齢800年の小賀玉木(おがたまのき)。
飛鳥井家がこの地にあった時代から生息していたものと考えられるんだとか。
とんでもなく長生きな木ですね。
枕草子の中で紹介された9つの名水の井戸の一つ、「飛鳥井」。
(他はほりかねの井、走り井、山の井、玉の井、少将ノ井、櫻井、后町の井、千貫の井)
はっきりと現存していることが、わかっているのはこれだけらしいですよ。
白峯神宮の基本情報
白峯神宮の基本情報は以下の通りです。
白峯神宮 | |
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所在地 | 京都府京都市上京区今出川通堀川東入ル飛鳥井町261番地 |
電話番号 | 075-441-3810 |
アクセス | 京都駅前より市営バス9、101、急行111系統乗車 堀川今出川下車、乗車時間約30分、徒歩3分。 京都駅より地下鉄烏丸線乗車、今出川駅下車。 乗車時間10分、徒歩10分。 |
拝観時間 | 8時~17時 |
拝観料金 | 無料 |
創建 | 1868年 明治天皇、御創建。 |
ご祭神 | 崇徳天皇(すとくてんのう)・淳仁天皇(じゅんにんてんのう) |
文化財・見どころ | 地主社 |
行事 | 4月14日春季例大祭淳仁天皇祭 蹴鞠奉納があり、蹴鞠の体験もできます。 精大明神例祭「七夕祭」 7月7日精大明神例祭 七夕の神様、精大明神の例祭です。 蹴鞠や舞楽、神楽などが奉納されます。 |
白峯神宮の所在地図
赤色のマークが白峯神宮の所在地です。
同時に回りたい白峯神宮近くのお寺と神社
・興聖寺(こうしょうじ)
ちなみに今出川駅から白峰神宮に向かう途中、今出川通り沿いにある天下一品は、個人的には天下一品の中で一番、おいしいお店だと思っています。
天下一品ファンの方は是非、一度、食べにいってみて下さいね。
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