相国寺

相国寺の法堂

相国寺(しょうこくじ)は上京区、烏丸通から今出川通を東に300メートルほど入り、さらに北に200メートルほど上がったところに山門を構える臨済宗相国寺派の大本山です。

1382年、室町幕府三代将軍、足利義満が夢窓疎石(むそうそせき)を開山として創建しました。

失火や戦乱等により何度となく堂宇を失っていますが、室町幕府歴代将軍はじめ、時の権力者の助力を得て、その都度、再建。

現在の境内の広さは往時の144万坪の数十分の一の4万坪ほどまでに減少しましたが、それでも未だに境内塔頭を13も抱える、京都でも指折りの大寺院であることは間違いありません。

なお、日本人なら誰もが知る北山の金閣寺(きんかくじ・鹿苑寺(ろくおんじ))と東山の銀閣寺(ぎんがくじ・慈照寺(じしょうじ))はこの相国寺の塔頭寺院で、その運営は今でも相国寺の僧侶が任期制で行っているそうです。

相国寺のアルバム

総門。

今出川通から同志社大学の正門角を北に上がるとすぐに目に飛び込んできます。

臨済宗相国寺派の大本山にふさわしい堂々たる門。

写真を撮ろうとすると気を使って隠れて下さいましたが、守衛さんも常駐されています。

こちらは1797年の再建。

相国寺の総門

勅使門。

総門の向かって左手にあります。

金網があって近づくことはできませんが、遠めに見ても風格のある美しい門です。

重要文化財になっていないのが不思議なくらい。

慶長頃(1596年~1615年)の再建とのことです。

相国寺の勅使門

総門をくぐるとすぐ左手に放生池。

放生池というのは捕まえた魚などを逃がしてあげるための池のことですね。

池の中央にかかっている橋は天界橋と言います。

池には囲いがあるので残念ながら橋を渡ることはできません。

相国寺の放生池

放生池越し、境内側から見た勅使門。

かつて勅使は天界橋を渡り、法堂(はっとう)へと向かったのでしょう。

相国寺の勅使門2

反転すると目の前に三門跡。

さぞかし立派な門だったのでしょう。

今は門を支えた数個の礎石が残されるのみです。

木と木の間から小さく法堂が見えていますね。

相国寺の三門跡

法堂へと続く石畳の参道。

なんとも雰囲気のある道です。

この道の左手にはかつて仏殿があったそうです。

相国寺の石畳

法堂。

大きく、そして美しい、威風堂々たる建物。

さすがは京都五山第二位、臨済宗相国寺派大本山の法堂ですね。

1605年に豊臣秀頼の寄進により再建されました。

なお、相国寺は仏殿を火災で失っているため、ご本尊は法堂にてお祀りされています。

つまり、法堂が本堂の役割を兼ねていることになります。

※法堂は本来的には説法を行う講堂のような建物。

相国寺の法堂

境内西側に佇む経蔵。

高麗版一切経が収蔵されています。

こちらは1860年の再建です。

相国寺の経蔵

後水尾天皇髪歯塚。

後水尾天皇の髪と歯を納めた柱を持つ大塔が立っていた跡らしいです。

こちらは宮内庁の管理。

相国寺の後水尾天皇髪歯塚

八幡宮。

足利義満が当寺の鎮守とするために男山八幡宮(現石清水八幡宮)から勧請したそうです。

相国寺の八幡宮

天響楼(てんきょうろう)。

2011年に建立されたものです。

相国寺の寺号の由来となっている中国の大相国寺から頂いたものらしいですよ。

相国寺の天響楼

浴室。

1596年の再建で2002年に大規模な修復が行われたそうです。

相国寺の浴室

方丈。

僧侶の生活空間ですね。

こちらは1807年の再建とのことです。

2013年に大規模な修復工事が行われています。

相国寺の方丈

庫裏。

現在は臨済宗相国寺派の宗務本部として使われているようです。

こちらも方丈と同じく1807年の再建です。

相国寺の庫裏

承天閣美術館(じょうてんかくびじゅつかん)。

相国寺及び、その塔頭寺院に伝わる国宝及び重要文化財を中心に展示されています。

相国寺の承天閣美術館

弁天社。

ちょっと、わかりにくい写真で恐縮なのですが、前方にある建物は休憩所のようなもので、後ろにあるのがお社です。

久邇宮家(くにのみやけ)が東京にお移りになる際に鎮守としてお祀りされていたお社を引き継いだものらしいです。

相国寺の弁天社

宗旦稲荷社(そうたんいなりしゃ)。

茶人、千宗旦(せんのそうたん)に化けてお茶をたてて見せたという白狐をお祀りしています。

相国寺の宗旦稲荷社

相国寺の有名塔頭はまた、個別に取り上げたいと思いますが、ここでは一つだけ。

大通院。

相国寺の専門道場で僧侶が座禅等の修行に励んでいらっしゃるそうです。

写真の通り、びっくりするほど、お庭が美しいです。

入ることはできませんが、是非とも山門から覗かせてもらって下さい。

相国寺塔頭、大通院

北門。

上御霊神社方面から来るのであれば、こちらの門が一番、近くはなります。

ただし、時間が許すのであれば、なるべく総門から入ることをおすすめします。

相国寺の北門

西門。

烏丸通方面から来る場合はこちらが一番、近い入口になります。

向こうに見えるのは私の母校。

四半世紀も経つと学校の景色も随分、変わるもんです。

そう思うと、なかなか景色の変わらないお寺や神社の境内って、やはり貴重なものですよね。

これからも変わらないでいて欲しいなあ。

相国寺の西門

相国寺の基本情報

相国寺の基本情報は以下の通りです。

相国寺
山号萬年山(まんねんざん)
宗派臨済宗
創建1382年
開基・開山足利義満、夢窓疎石(むそうそせき)
所在地京都府京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
アクセス①京都駅より地下鉄烏丸線乗車、今出川駅下車。
乗車時間10分、徒歩7分。
②京都駅より市バス205乙系統乗車、葵橋西詰下車。
乗車時間26分、徒歩9分。
③京阪出町柳駅より徒歩14分。
拝観時間10時~16時
拝観料金特別拝観
一般・大学生800円、65歳以上・中高生700円、小学生・400円
ご本尊釈迦如来
寺宝国宝;無学祖元墨蹟 与長楽寺一翁偈語(むがくそげんぼくせき ちょうらくじいちおうにあたうるのげご)
重要文化財;法堂・紙本墨画猿猴竹林図(しほんぼくがえんこうちくりんず)ほか多数

相国寺の所在地図

赤色のマークが相国寺の所在地となります。

同時に回りたい相国寺近くのお寺と神社

・出町妙音堂(でまちみょうおんどう)

・幸神社(さいのかみのやしろ)

・仏陀寺(ぶつだじ)

・十念寺(じゅうねんじ)

・阿弥陀寺(あみだじ・上京区)

・上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)

・西園寺(さいおんじ)

・天寧寺(てんねいじ)

・上善寺(じょうぜんじ)

・閑臥庵

・下鴨神社(しもがもじんじゃ・賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ))

・河合神社(かわいじんじゃ)

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