晴明神社(せいめいじんじゃ)はその名の通り、陰陽師界のスーパースター、安倍晴明(あべのせいめい)をお祀りする神社です。
いかにも晴明が御祭神の神社らしく魔除けや厄除けにご利益があるとされています。
私が学生の頃(1990年代中頃)は、まだそこそこ人気ぐらいで、境内に座り込んで友達と長時間、話し込んだ記憶があります。
ところが今は、安倍晴明を主人公とする映画や漫画がヒットした影響もあって、平日も参拝客でいっぱいです。
建物等についてはそれほど古いものではなく(社殿も明治期に建て直されたもの)、文化財的な価値は高くないかもしれませんが話のタネになる要素が多い神社だと思いますので、安倍晴明好きの方も、そうでない方も一度は参拝して頂きたいと思います。
「五芒星(晴明桔梗)」を掲げる堂々たる一の鳥居。
ここには普通、神社や御祭神の名前が入り、社紋が入るのは珍しいことらしいです。
ちなみに近畿圏では、この五芒星がプリントされた「五芒星ステッカーお守り」を貼った車を非常によく見かけます。
「水曜どうでしょうステッカー」に負けないくらいに。(笑)
御祭神、安倍晴明公の像。
陰陽師としてのイメージが強いが、メインの肩書きは天文学者だったらしいです。
当時の日本では稀に見る物知りだったのでしょう。
厄除けの桃。
陰陽道では桃は厄除けや魔除けの霊力があるものとされているらしいです。
参拝客みんなが、撫でまくるので磨き上げられてピッカピカに輝いてます。
晴明井(せいめいい)。
晴明が念じると水が湧き出てきたんだとか。
ものすごく便利な能力ですよね。
アフリカとかの水不足で悩む地域で重宝されそう。(笑)
樹齢300年と言われるご神木。
楠ですね。
他の参拝者がみんな触っていたので、何かご利益があるのだろうということで私の友達も触ってました。
っていうか、ほぼ、抱きついてますね。(笑)
観光地によくある顔出しパネル。
安倍晴明と式神になることができます。
晴明神社境内にある旧・一条戻橋(厳密には旧・一条戻橋を使って作ったミニチュア版)。
一条戻橋には亡くなった三善清行の黄泉がえりや渡辺綱の鬼との遭遇についての伝承があります。
昔の人はこの橋をあの世とこの世の境目にある橋と考えていたらしいです。
橋向こうに見えるのは晴明神社公認のお土産物屋さん、桔梗庵。
なかなか、商売っ気が強い。(笑)
おまけ。
今の一条戻橋の上で妖怪の真似をする友人。
これが妖怪ポーズ?
晴明神社の基本情報
晴明神社の基本情報は以下の通りです。
晴明神社 | |
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所在地 | 京都府京都市上京区堀川通一条上る晴明町806番地1 |
電話番号 | 075-441-6460 |
アクセス | ①京都駅より地下鉄烏丸線乗車、今出川駅下車。 乗車時間10分、徒歩13分。 ②京都駅より市バス9系統乗車、一条戻橋・晴明神社前下車。 乗車時間23分、徒歩3分。 |
拝観時間 | 9時~17時30分 |
拝観料金 | 無料 |
創建 | 1007年 |
ご祭神 | 安倍晴明(あべのせいめい) |
文化財・見どころ | 晴明井 (晴明が念じることにより、湧き出したという井戸) |
行事 | 9月23日頃(秋分の日)とのその前日の2日間;晴明祭 無病息災を祈願するお祭り。宵宮祭では湯立神楽が奉納され、例祭当日にはお神輿も出る。 |
晴明神社の所在地図
赤色のマークが晴明神社の所在地となります。
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