光明寺

光明寺

光明寺(こうみょうじ)は長岡京市粟生にある西山浄土宗の本山寺院です。

1198年、法然の弟子の蓮生(れんせい・熊谷直実(くまがいなおざね))が念仏三昧院を開いたことが当寺の始まりとされています。

その後、嘉禄の法難に際して法然上人の棺から発せられた光明が遠く、粟生の地を照らすということがあり、その話を耳にされた四条天皇から勅額を賜ることに。

以降、その勅額にしたがって「光明寺」と寺名を改めることになったそうです。

なお、光明寺は粟生の地が法然上人がはじめて念仏の教えを説いた場所であることから「浄土門根元地」とされています。

MEMO

【蓮生】

光明寺の実質的開山である蓮生はもともとは平氏、源氏それぞれに仕えたことのある武士でした。

しかし、源氏側として参戦した一の谷の戦いで我が子と同じ年頃の平敦盛(たいらのあつもり・清盛の甥)の命を奪ったことをきっかけに出家への思いを強くすることに。

やがて法然上人を訪れ、その教えを乞うべく、仏門に入ったのでした。

MEMO

【嘉禄の法難】

1227年に天台宗延暦寺の僧たちが浄土宗を弾圧しようとした事件。

法然の墓を暴き、遺骸を鴨川に流そうとする計画もあったらしいが、いち早く法然の遺骸を他所へ移したため、難を逃れた。

この際、隆寛、幸西、空阿などの浄土宗の僧が流罪になっている。

光明寺のアルバム

光明寺前の参道。

観光バスが見えていますね。

バスを仕立てて集団で参拝に来られているのですね。

さすがは西山浄土宗の総本山。

信仰の厚さが伺えます。

光明寺前の参道

オフシーズンの平日なので無事、駐車することができました。

それにしても広い。

ここら総門まででも100メートル近くあるかも。

光明寺総門前の参道

浄土門根元地の石碑が。

そう、ここ粟生は宗祖、法然上人がはじめてお念仏の教えを説いたとされる場所なのです。

光明寺の石碑

総門。

シンプルですが、総本山にふさわしい落ち着きのある立派な門です。

こちらは1845年の建立。

光明寺総門

総門を入って、すぐ左わきに小さなお堂。

こちらは閻魔堂だそうです。

光明寺の閻魔堂

表参道。

またの名を女人坂と言うそうです。

緑に囲まれた気持ちのいい道です。

ゆるやかな石段が続きます。

光明寺の表参道

踊り場じゃないですが、少し平たんになって、その先、まだ、石段が続きます。

それにしても絵になるなあ。

カメラを構える人が多いのもわかります。

光明寺の表参道2

上がりきりました!

遠くに小さく御影堂が見えます。

光明寺の表参道3

御影堂。

1754年(京都府のホームページでは1753年)に再建されました。

立派な屋根。

かなり大きそう。

光明寺の御影堂1

うわっ、そばまで来ると本当に圧倒的な大きさです。

具体的なサイズは幅33メートル、奥行き33メートルだそうです。

東西の本願寺の御影堂には負けますが、それでも十二分すぎるくらいの巨大さ。

中には法然上人自作の張子の御影が安置されています。

ちなみにこちらのお寺では御影堂を「みえどう」と呼んでいます。

東本願寺や西本願寺では「ごえいどう」でしたね。

光明寺の御影堂2

御影堂の前には法然上人像が。

熱心な信徒さんが、こちらで一礼されていました。

光明寺の法然上人像

鐘楼。

見た感じ古いものではなさそうです。

でも、この境内に鳴り響く鐘の音なら、さぞかし、美しいことでしょう。

光明寺の鐘楼

手水所。

大きな甕(かめ)のようなものが置かれた少し珍しいタイプ。

光明寺の手水所

阿弥陀堂。

御影堂の向かって右手にあります。

こちらは御影堂を二回りぐらい小さくしたようなサイズ感。

それでも随分、大きいものですが。

1799年の再建です。

光明寺の阿弥陀堂

御影堂と阿弥陀堂、さらには勢至堂などをつなぐ廊下です。

青紅葉に囲まれて何と風情のあること。

光明寺の廊下

御影堂前に戻ってきました。

こちらは観音堂ですね。

主の十一面千手観音は京都国立博物館に寄託されていて不在です。

光明寺観音堂

一段下がったところにも建物があって境内が続きます。

かなり急な階段。

足元に不安のある方は手すりを持った方が良さそうです。

御影堂から下がる階段

境内案内図によると「庫裏」。

看板を確認したところ、光明寺の寺務所、西山浄土宗の宗務所などが入っているようです。

なんといってもこちらは西山浄土宗の総本山ですからね。

勅使門。

唐破風屋根のついた重厚な門です。

この向こう側には釈迦堂があります。

光明寺の勅使門

鎮守社。

お祀りされているのは、八幡大神と熊野権現だそうです。

光明寺の鎮守社

鎮守社の隣に高橋茂右衛門屋敷跡の石碑が。

この地で法然上人ははじめて念仏の教えを説いたわけです。

高橋茂右衛門の屋敷跡

帰る前にもう一度、御影堂にご挨拶。

光明寺の御影堂3

さて、帰りますか。

光明寺の表参道4

それにしても知らないというのは残念なことだね。

車で40分ほどのところに住んでいながら、こんなに素晴らしいお寺に今まで一度も参拝することがなかったなんて。

秋になったらまた必ず、来よう。

光明寺の基本情報

光明寺の基本情報は以下の通りです。

光明寺
山号報国山
宗派浄土宗
創建1198年
開基・開山蓮生
所在地京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
アクセス①阪急京都線長岡天神駅から阪急バス22系統乗車、旭が丘ホーム前下車。
乗車時間8分、徒歩9分。
②JR京都線、長岡京駅から阪急バス22系統乗車、旭が丘ホーム前下車。
乗車時間14分、徒歩9分。
拝観時間9時~16時(御影堂に入ることができる時間)
※総門は18時に閉まる。
拝観料金無料
ご本尊阿弥陀如来
寺宝重要文化財;十一面千手観音(京都国立博物館寄託)

光明寺の所在地図

赤色のマークが光明寺の所在地となります。

同時に参りたい光明寺近くのお寺と神社

・善峯寺(よしみねでら)

・三鈷寺(さんこじ)

・十輪寺(じゅうりんじ)

・長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)

・乙訓寺(おとくにでら)

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