京都ウサギ

京都の夏を彩る風物詩、祇園祭は7/1~31の1か月に渡り開催されます。
祇園祭を楽しむための、押さえておきたい基本用語をご紹介します。

【祇園祭の用語集】知っておきたいキーワード一覧

祇園祭の基本用語/あ行

後祭(あとまつり)

7月21日~23日の宵山期間を後祭と言います。各山鉾町で組み立ての工程や美しい会所飾り見学、粽の授与など祇園祭の風情を満喫できます。前祭と露店のように露店は出ないので、比較的ゆったり楽しめます。

祇園祭の基本用語/か行

還幸祭(かんこうさい)

神幸祭で四条御旅所に運ばれた三基の神輿を神社に戻し神輿から祭神を神社に戻す神事で、7月24日に行われます。

祇園囃子(ぎおんばやし)

各山鉾が演奏する音楽で、鉦(かね)・横笛・太鼓で「コンチキチン」の音色でお馴染みです。全部で34基ある山鉾のうち14基のみで演奏され、疫病の元とされる疫病神をおびき寄せます。

吉符入り(きっぷいり)

7月1日〜5日の間に、各山鉾町で行われる「神事始め」です。各山鉾町関係者が集まり、八坂神社の神職を招きお祓いを受け、祭りの無事を祈願します。

くじ取り式(くじとりしき)

「山鉾巡行」であらかじめ順番が決まっている「くじ取らず」の9基を除いた24基が進む順番を決める。室町時代に始まったと言われ、7月2日に行われる。

祇園祭の基本用語/さ行

前祭(さきまつり)

7月14日~16日の宵山期間を前祭と言います。各山鉾町で組み立ての工程や美しい会所飾り見学、粽の授与など祇園祭の風情を満喫できます。7月15日と16日は歩行者天国のや露店が出て多くの人でにぎわいます。

神幸祭(しんこうさい)

7月17日に行われ、八坂神社の三柱神様が、お神輿で御旅所へ渡御される神事です。三若がご奉仕するのは素戔嗚尊の中御座神輿、四若がご奉仕するのは櫛稲田姫命の東御座神輿、錦がご奉仕するのは八柱御子神の西御座神輿です。

祇園祭の基本用語/た行

(ちまき)

藁や笹で作られた厄除けのお守りで玄関に飾ります。 蘇民将来(そみんしょうらい )故事が由来で、宵山期間に各山鉾町の会所で授与されます。

辻回し(つじまわし)

山鉾巡行のハイライト、四条河原町・河原町御池の2ヶ所の曲がり角での方向転換が「辻回し」です。特に10トン以上もある大きな山鉾の辻回しは大迫力で、盛り上がりは最高潮になります。

祇園祭の基本用語/な行

夏越の祓(なごしのはらえ)

夏越の祓は6月30日に行われますが、祇園祭は7月31日に「疫神社夏越祭」で締めくくる際に、八阪神社の「疫神社」の鳥居に大茅の輪が設置され、参拝者はくぐって厄気を祓い清めます。

祇園祭の基本用語/は行

曳き初め(ひきはじめ)

山鉾の組み立てが完了すると、祇園囃子が流れる中を試し曳きが始まり、山鉾によっては観客も自由に乗ることができます。前祭は7月12日・13日、後祭は7月20日・21日に行われます。

祇園祭の基本用語/ま行

神輿洗式(みこしあらいしき)

7月10日に行われる儀式で神様をお迎えする準備として、宮川堤(鴨川)でお神輿を祓い清めます。

祇園祭の基本用語/や行

山鉾(やまほこ)

神社の祭りの山車のひとつで、全部で34基あります。木の台の上に山に似た作り物を乗せ、上に鉾を建てます。山鉾町ごとに、趣向を凝らした様々な装飾がほどこされてれているのが特徴です。

山鉾(やまほこ)巡行

動く美術館とも称される絢爛豪華な山鉾34基が、前祭23基(7月17日)と後祭11基(7月24日)に分かれて巡行します。前祭は四条烏丸から、後祭は烏丸御池から出発。豪快な「辻廻し」が最大の見どころです。

祇園祭の基本用語/ら行・わ行

ルート

山鉾巡行のルートは前祭と後祭では逆になります。時間は年により前後する場合もあります。
◆前祭
四条烏丸 四条通堺町でくじ改め 9:00頃 
→四条通麩屋町 しめ縄切り 9:20頃
→四条通・御旅所前  
→四条河原町 辻まわし 9:40頃
→河原町御池 辻まわし 10:35頃
◆後祭
烏丸御池 9:30
→御池通寺町東入ルでくじ改め 10:00頃
→河原町御池 辻まわし 10:05頃
→四条河原町 辻まわし 10:40頃
→四条烏丸 11:20頃