宇治田原町にある正寿院(しょうじゅいん)は、ハート型の猪目窓(いのめまど)で有名ですが、夏の風鈴まつりも人気で、風鈴の寺とも呼ばれています。
京都市内より約5℃低いと言われるエリアに位置しているので避暑地でもあり、宇治の自然に囲まれた境内に涼しい音色が響きます。
風鈴まつりの期間は?
通常6月〜9月に開催され、拝観時間は9時~16時30分(最終受付は閉門15分前まで)です。
年によって変更の場合もあるので確認要です。
正寿院の見どころでもある猪目は伝統文様のひとつで、ハート型に似た形をしています。
夏は猪目窓と風鈴祭りが一緒に楽しめるので、おすすめです!
順路は本堂境内(風鈴祭り)から客殿(猪目窓)へ
石碑の右側の建物が猪目窓のある客殿ですが、最初に左奥の本堂入口で拝観権を購入して、本堂から拝観します。
風鈴祭りは本堂の境内で開催されています。
拝観券を購入すると、パンフレットと一緒にお菓子が付いてきました。
瓦せんべいのような味で、猪目窓の絵柄です。
2,000個の風鈴が涼しい音色を奏でます!
境内には約2,000個の風鈴が飾られていて、ひまわりや紫陽花、カラフルな風鈴などいろいろな種類が楽しめます。
境内はこじんまりしていて、たくさんの風鈴の音色が心地よく響き、のんびりした雰囲気も良いです。
風鈴の種類もいろいろあるので楽しいです。
本堂の中も見学できます。
本堂から境内を眺めるとこんな感じです。
襖絵は龍、木戸にはリスと葡萄が書かれています。
ハート型の猪目窓はフォトジェニック!
境内で風鈴祭りを楽しんだ後は、客殿へ。
客殿のエントランスも風鈴がお出迎え。
入口にはかわいいお地蔵さんと風鈴
客殿は天井画と猪の目窓が見どころ
客殿へ入ると、ハート型の猪目窓が飛び込んできます!
夏は新緑が眩しいですが、春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色と四季を通じて美しい風景が楽しめます。
鮮やかな天井画は必見
客殿を華やかに彩る160枚の天井画は、本堂にある天井画を復元したもので、90名もの日本画がが花と日本をテーマに描かれています。
一枚一枚、違うデザインで繊細で美しい絵柄に思わず見入ってしまいます。
正寿院はアクセスが不便なので、せっかく行くなら風鈴祭りが開催されている時期にいくと、猪目窓と一緒に楽しめておすすめです。
天井画も素晴らしく一見の価値があります。
◆正寿院 公式サイト