玄武神社(げんぶじんじゃ)は、北区、北大路通から猪熊通を南に200メートルほど下ったところにある神社です。
元慶年間(877年~884年)に星野茂光(ほしのしげみつ)が自身の先祖にあたる惟喬親王(これたかしんのう・文徳天皇の第一皇子)の御霊を鎮めると共に王城北西の鎮護を祈願して創建しました。
(神社の名称となっている玄武というのは四神の一つで北の方角を司る霊獣のことです。
一般的には亀に蛇が巻き付いた姿で描かれます。)
なお、当神社で毎年4月の第二日曜日に行われる「玄武やすらい祭(国の重要無形民俗文化財)」は、京都三大奇祭の一つとして有名な、「やすらい祭(今宮神社で実施)」のルーツであるという説があります。
玄武やすらい祭とやすらい祭は、同日に行われますので、両方を観覧して比較してみるのも面白いかもしれません。
玄武神社のアルバム
鳥居。
後ろのマンションが気になってしょうがないですね。
本殿。
あまり古い建物ではなさそうですが、風格を感じる、なかなか立派な建物です。
本殿のアップ。
唐破風屋根の梁や神前幕に菊の御紋が見えます。
三輪明神。
三輪明神というのは奈良県桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)の通称ですね。
玄武稲荷大神。
余談ですが、私が参拝した際にスーツ姿の50代半ばぐらいの男性が、すごく急いでいる風に自転車でやってきて、こちらで熱心に手を合わせていらっしゃいました。
実はものすごく、ご利益があるのかも。
手水舎。
手の清め方の作法が描かれた案内板の絵が、かなり独特でした。
現地でご確認下さい。
社務所。
受付に人はいなさそうでしたが、御朱印なんかは、こちらで頂けるのだと思います。
玄武神社の基本情報
玄武神社の基本情報は以下の通りです。
玄武神社 | |
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所在地 | 京都府京都市北区紫野雲林院町88 |
電話番号 | 075-451-4680 |
アクセス | ①京都駅より市バス9系統乗車、堀川鞍馬口下車。 乗車時間29分、徒歩4分。 ②京都駅より地下鉄烏丸線乗車、鞍馬口駅下車。 乗車時間11分、徒歩15分。 |
拝観時間 | 境内自由拝観 |
拝観料金 | 無料 |
創建 | 元慶年間(877年~884年) |
ご祭神 | 惟喬親王(これたかしんのう) |
行事 | 4月第二日曜日、玄武やすらい祭 |
玄武神社の所在地図
赤色のマークが玄武神社の所在地となります。
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