慧光寺

慧光寺

慧光寺(えこうじ)は上京区、一条通から浄福寺通を北に100メートルほど上がったところに山門を開く日蓮宗のお寺です。

創建は天文年間(1532年~1555年)、野本伊佐(のもといさ・妙法尼)が亡き夫、野本輝久(のもとてるひさ)の菩提を弔うために自邸を寺に改めたのが当寺の始まりとされています。

(野本輝久は十三代将軍、足利義輝(あしかがよしてる)の家臣。三好長慶(みよしながよし)らの義輝暗殺の謀略に反対して殺害された。)

もともとは上京区の元伊佐町(もといさちょう・堀川今出川の西)にありましたが、豊臣秀吉の天正地割(てんしょうちかつ)によって、現在地に移りました。

なお、慧光寺という寺号は輝久の法名、慧光からとったものだそうです。

慧光寺のアルバム

山門。

きれいにはされていますが、正直、そんなに立派というわけではありません。

黒板がいかにも地域のお寺という感じでいいと思いません?

標語でも書かれていれば、なお、良かったのですが。

慧光寺の山門

明神堂。

山門をくぐって真っすぐ正面にあります。

掃除道具が置きっぱなしになっていますね。

掃除の途中に急用でもできたんでしょうか。

こちらにお祀りされているのは七面大明神(七面天女)。

七面大明神とは日蓮宗の経典、法華経の守護神ですね。

日蓮宗系のお寺では、ちょくちょくお目にかかります。

慧光寺の明神堂

本堂。

入母屋屋根の標準的なサイズのお堂です。

屋根の部分修復工事をされていました。

詳細はわかりませんが、こちらのお寺の裏手にある智恵光院が西陣焼け(1730年)、天明の大火(1788年)で堂宇を失っていますので、こちらも同様のことだったのではないかと。

だとすれば天明の大火以降の再建ということになりますね。

こちらにはご本尊である十界曼荼羅がお祀りされています。

慧光寺の本堂

正直言って、わざわざ、このお寺を見るためだけに参拝に行くほどの価値はないかもしれません。(失礼)

私自身も浄福寺の赤門を探していて、偶然、立ち寄っただけです。

でもね、調べてみて、なんとなく創建のストーリーに魅かれて、こちらのサイトでも取り上げることにしました。

時の権力者が贅のかぎりを尽くして建立したお寺もいいけど、誠実に生きた夫の霊を慰めるために残された妻が自分の限られた経済力の範囲で作ったお寺というのも、また、いいと思うんですよ。

輝久、伊佐、両人があの世で再会し、また仲良く暮らしていることを願わずにはいられません。

慧光寺の基本情報

慧光寺の基本情報は以下の通りです。

慧光寺
山号智照山
宗派日蓮宗
創建天文年間(1532年~1555年)
開基・開山野本伊佐(のもといさ・妙法尼)
所在地京都府京都市上京区笹屋町一丁目562-5浄福寺通一条上ル
アクセス①京都駅より市バス9系統乗車、一条戻橋・晴明神社前下車。
乗車時間23分、徒歩9分。
②京都駅より市バス6、50、101系統乗車、千本今出川下車。
乗車時間29分、徒歩7分。
拝観時間
拝観料金無料
ご本尊十界曼荼羅

慧光寺の所在地図

赤色のマークが慧光寺の所在地となります。

同時に参りたい慧光寺近くのお寺と神社

・浄福寺(じょうふくじ)

・智恵光院(ちえこういん)

・雨宝院(うほういん)

・本隆寺(ほんりゅうじ)

・首途八幡宮(かどではちまんぐう)

・白峯神宮(しらみねじんぐう)

・晴明神社(せいめいじんじゃ)

・大報恩寺(だいほうおんじ・千本釈迦堂(千本釈迦堂))

・釘抜地蔵(くぎぬきじぞう・石像寺(しゃくぞうじ))

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