永観堂(えいかんどう)は左京区、冷泉通から鹿ケ谷通を南に200メートルほど下ったところに山門を構える寺院で正式名称を禅林寺(ぜんりんじ)と言います。
創建は853年。
空海の弟子で真言宗の阿闍梨にもなった真紹(しんじょう)が真言宗の道場として開山しました。
(清和天皇から勅額を賜り、禅林寺と称することになるのは、開山から10年後の863年のことです。)
時を経て七世、永観(ようかん)の時に浄土念仏の道場となり、その後、正式に浄土宗に改宗。
(永観は中興の祖とされ、永観堂という名称の由来にもなっています。)
現在は浄土宗西山禅林寺派(じょうどしゅうせいざんぜんりんじは)の総本山となっています。
ごく一般的に「もみじの永観堂」と言われるほどのもみじの名所で、シーズンには、平日でも、そのもみじを一目見ようという観光客で常にごった返しています。
永観堂のアルバム
境内。
本当に紅葉の美しいお寺です。
さすがは「もみじの永観堂」と呼ばれるだけのことはあります。
しかしながら、人が多すぎる。(-_-;)
拝観するつもりで中門、近くまで行ったのですが、あまりの人の多さに嫌気がさして退散してきました。
日曜日の拝観はあまりに無謀です。
入ったところで情緒もくそもないでしょう。
せめて平日に有給でもとって拝観されることをおすすめします。
智福院前の紅葉。
こちらも十分、美しいのですが、しっかり色づくまで今しばらくといったところでしょうか。
※智福院は総門を入って左手にある塔頭寺院。
永観堂の基本情報
永観堂の基本情報は以下の通りです。
永観堂 | |
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山号 | 聖衆来迎山(しょうじゅらいごうさん) |
宗派 | 浄土宗西山禅林寺派(じょうどしゅうせいざんぜんりんじは) |
創建 | 853年 |
開基・開山 | 真紹(しんじょう) |
所在地 | 京都府京都市左京区永観堂町48 |
電話番号 | 075-761-0007 |
アクセス | ①京都駅より市バス5系統乗車、南禅寺・永観堂道下車。 乗車時間36分、徒歩4分。 ②京都駅より地下鉄烏丸線乗車、烏丸御池駅下車、乗車時間6分。 烏丸御池駅より地下鉄東西線乗車、蹴上駅下車。 乗車時間8分、徒歩14分。 |
拝観時間 | 9時~17時 |
拝観料金 | 大人600円、小中高生400円 |
ご本尊 | 阿弥陀如来 |
寺宝 | 国宝;山越阿弥陀図 (やまごえあみだず) 重要文化財;阿弥陀如来像(みかえり阿弥陀) 阿弥陀二十五菩薩来迎図(あみだにじゅうごぼさつらいごうず) |
永観堂の所在地図
赤色のマークが永観堂の所在地となります。
同時に参りたい永観堂近くのお寺と神社
・安楽寺(あんらくじ)
・霊鑑寺(れいかんじ)
・大豊神社(おおとよじんじゃ)
・南禅寺(なんぜんじ)
・真如堂(しんにょどう・真正極楽寺(しんしょうごくらくじ))
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