名称 | 六角堂(正式名:頂法寺) |
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楽しめる花(★はおすすめ) | 【春】★御幸桜(みゆきざくら)、六角柳【秋】銀杏 |
ベストシーズン | 春 |
公式サイト | https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/ |
六角堂の概要
六角堂(正式名称:頂法寺)の歴史は古く、平安時代初期に遡ります。
587年に聖徳太子によって建立され、仏教の隆盛を祈願し、観音像を安置したことが始まりと伝えられています。
平安時代には、僧侶や貴族が訪れる寺院として栄え、平清盛や源頼朝などの歴史的な人物も訪れたと言われています。
戦国時代には度重なる火災や戦乱に見舞われましたが、再建され現在に至っています。
本堂の平面が六角形をしているので、正式名の頂法寺より「六角堂」の通称で親しまれています。
隣に建つWEST18ビルの展望エレベーターから見下ろすと、きれいな六角形を眺めることができます。
六角堂の見どころ
御幸桜(みゆきざくら)
咲きはじめは白く、数日後にはピンク色に変化する珍しい桜です。
また五色幕を背景に撮影する観光客も多く、人気のフォトスポットになっています。
ライトアップが行われるので、昼間とはまた違った幻想的な夜桜を楽します。
本堂
六角堂の本堂は六角形の独特な形しており、仏教の六つの徳(六波羅蜜)を表しているとされます。
本堂には、聖徳太子が彫刻したとされる「如意輪観音像」が安置されています。
秘仏として通常は公開されておらず、特別な行事の際にのみご開帳されます。
縁結びの柳(六角柳)
平安時代、嵯峨天皇の夢枕に六角堂の如意輪観音が現れ「六角堂の柳の下を見てみなさい」とのお告げがあり、柳の下には美しい女性が立っており妃として迎えたという逸話から、「縁結びの柳」と呼ばれるようになりました。
十六羅漢
羅漢は、仏の教えを伝えることのできる優れた僧侶に与えられた称号です。
十六は、ありとあらゆる場所に羅漢がいることを意味しています。
六角堂の十六羅漢は、いつも笑顔でいることで良いことが起こる「和顔愛語(わげんあいご)」の教えを実践しています。
すべての羅漢さまが穏やかに微笑んでいます。