名称 | 曼殊院 |
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楽しめる花(★はおすすめ) | 【春】桜(ソメイヨシノ)、霧島ツツジ、平戸ツツジ、皐月【夏】百日紅【秋】★紅葉、百日紅、笹リンドウ、【冬】椿、梅、山茶花 |
ベストシーズン | 秋 |
公式サイト | https://www.manshuinmonzeki.jp/ |
曼殊院の概要
天台宗の寺院で、延暦年間(728年~806年)に最澄が比叡山に創建した小寺院が由来とされています。
室町時代以降は門跡寺院となり皇族が代々住職を勤め、数度の移転の後に、桂離宮を造営した良尚法親王によって現在の地に移りました。
主な伽藍はこの時に造営され、書院には桂離宮と共通するや釘隠しや欄間が用いられており「小さな桂離宮」と呼ばれます。
大書院前の枯山水庭園は宮廷風の名園として知られていて、国の名勝に指定されています。
紅葉の名所として有名ですが、春には霧島ツツジが真っ赤に咲き誇り、
曼殊院の見どころ
大書院
明暦2年(1656年)に建立された数寄屋造りの住宅風の建築で現在は国の重要文化財に指定されています。
建物内の金具には扇子や瓢箪など桂離宮と同様のデザインがあしらわれています。
細部には桂離宮と同じ系列の工房で製作されたものが使われ、江戸時代初期の公家文化を代表する貴重な遺構です。
庭園
小堀遠州によるといわれる作庭の枯山水庭園で、国指定の名勝です。
記録からは小堀遠州作庭にはっきりしない部分があるものの、遠州好みの庭園と評されています。
枯山水でありながら、刈込や木々が整えられており宮廷風の雰囲気も漂います。
鶴・亀の島の緑に白砂コントラストが映えます。
秋の燃えるような紅葉が美しいほか、春には霧島ツツジが枯山水を鮮やかに彩ります。
八窓軒
小書院と並んて建つ茶室で重要文化財です。
書院と同時期の建築といわれており、京都三名席のひとつに数えられます(他の二席は金地院の八窓席と大徳寺孤篷庵の忘筌席)。
その名の通り8つの窓があり、仏教的な世界観を表現し、虹のような影を映す「虹の窓」が有名です。
通常は非公開で、見学には事前予約が必要です。