名称 | 神護寺 |
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楽しめる花(★はおすすめ) | 【夏】青紅葉【秋】★紅葉 |
ベストシーズン | 秋 |
公式サイト | http://www.jingoji.or.jp/ |
神護寺の概要
高雄山の中腹にあり、平安時代初期の貴族である和気清麻呂による建立とされていますが、正式な創建は天長元年(824年)といわれています。
空海が14年の月日を過ごした地としても有名で、最澄も法華経の講義した由緒ある寺院です。
荒廃を経て鎌倉時代に文覚により再興され、のちに後宇多天皇や後醍醐天皇の支援を受けることになります。
高山寺、西明寺と並び三尾の古刹と称され、書院や五大堂、毘沙門堂、大師堂、金堂などの建築物も見どころです。
国宝の薬師如来立像や梵鐘など平安時代初期から鎌倉時代ごろの貴重な寺宝を多く有しています。
山々にに囲まれた自然豊かなロケーションが魅力で、秋の紅葉が美しく、境内奥の錦雲渓(きんうんけい)からの眺めが抜群で、厄払いのかわらけ投げが人気です。
長い石段があるため、歩きやすい服装と靴で参拝することをおすすめします。
神護寺の見どころ
石段
神護寺の参道では、350段あまりの長い石段が続いています。
石段の下から見上げる金堂は、特に秋は両脇が真っ赤に染まり美しい光景が広がります。
まるで紅葉のトンネルのような景観を生み出し、撮影スポットとしても人気で観光シーズンは多くの人で賑わいます。
金堂
昭和9年(1934年)に山口玄洞の寄進によって再建されました。
入母屋造の重厚な建築で、本尊の薬師如来立像を安置しています。
本尊の薬師如来立像は平安時代初期の作、重厚で迫力ある姿は貞観文化の仏教彫刻の傑作として高く評価され、国宝に指定されています。
大師堂
杮葺きの風情あるたたずまいが印象的な住宅風の仏堂で、重要文化財に指定されています。
空海の住居を模したといわれており、現在の建物は近世の再建です。
重要文化財の板彫弘法大師像が安置されており、11月のみ開帳されます。
錦雲渓(きんうんけい)のかわらけ投げ
錦雲渓は、境内の奥にある地蔵堂付近から眺められる渓谷で、見晴らしが素晴らしく特に秋の紅葉の美しさは絶景です。
「厄除」と書かれた素焼きの皿を渓谷に向かって投げる、厄除けとして人気の「かわらけ投げ」を体験できます。