名称 | 本満寺(ほんまんじ) |
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楽しめる花(★はおすすめ) | 【春】★桜、牡丹【夏】 -【秋】紅葉、山茶花【冬】山茶花 |
ベストシーズン | 春 |
公式サイト | https://temple.nichiren.or.jp/5011024-honmanji/ |
本満寺の概要
日蓮宗の本山で、ご本尊は十界大曼荼羅です。
正式名称をは広宣流布山(こうせんるふざん) 本願満足寺といいます。
「洛中法華二十一ヶ寺」および「日蓮宗京都十六本山」の一つに数えられる寺院です。
関白・近衛道嗣の嫡子、日秀が朝廷より敷地3万坪が与えられ、応永17年(1410年)、六老僧の一人として知られる日持を崇敬開山として創建されました。
宝暦元(1751)年、35世日鳳が8代将軍徳川吉宗の病気平癒を祈り効果があったとされ、それ以降、将軍家将軍家の祈願所となりました。
地元では「出町の妙見さん」として親しまれ、開運、厄除け、招福を祈願する多くの人が訪れます。
築地塀に囲まれた境内に、本堂、方丈、鐘楼などの諸堂が整備され、それを囲むように4つ塔頭寺院があります。
近年は桜の隠れた名所として、方丈前の大きな枝垂れ桜の美しさはひときわです。
また、ソメイヨシノ、八重桜などの桜も楽しめます。
4月~5月頃には牡丹を楽しむことができ、タイミングが良ければ八重桜と牡丹を一緒に楽しめます。
秋は妙見宮脇の紅葉が美しく、11月中旬に見頃になります。
境内に紅葉と同じ時期に楽しめる山茶花が植えられており、ピンク色の八重の花は紅葉とともに境内を彩ります。
本満寺の見どころ
枝垂れ桜
樹齢90年の力強い壮大な枝垂れ桜があり、名所として知られます。
国の名勝に指定され、東山区にある円山公園の「祇園枝垂れ桜」の姉妹樹です。
早咲きの桜で、見頃は3月下旬から4月上旬頃になります。
境内は無料で開放されています。
山中鹿之助(山中幸盛)の墓
境内奥の墓地には、出雲の優れた武勇の持ち主であった山中鹿之助の墓があります。
山陰の大名尼子氏に仕え、再興に生涯を捧げた戦国武将として知られ、「山陰の麒麟児」とも呼ばれていました。
尼子十勇士の筆頭に数えられる猛将で、「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に願ったエピソードは有名です。
妙見宮
西山門手前には妙見宮があり、妙見菩薩が祀られています。
妙見菩薩は、北極星と北斗七星を神格化した仏教の天部のひとつです。
本満寺は、京都市内の十二支の方角の寺院に祀られた妙見大菩薩「洛陽十二支妙見めぐり」の丑(北北東)にあたります。
江戸時代には、洛陽十二支妙見めぐりが庶民の間に流行しました。