名称 | 法然院(ほうねんいん) |
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楽しめる花(★はおすすめ) | 【春】★椿【夏】青紅葉【秋】★紅葉【冬】★椿 |
ベストシーズン | 春、秋 |
公式サイト | http://www.honen-in.jp/ |
法然院の概要
浄土宗の開祖である法然が弟子たちとともに修行に励んだ草庵に由来を持つ寺です。
荒廃した時期を経て、1680年に知恩院三十八世の萬無が弟子たちとともに再興したとされています。
哲学の道からほど近く、木々に囲まれた趣がある雰囲気が魅力です。
風情豊かな茅葺の山門をくぐると、美しく整えられた白砂が出迎えます。
境内はこじんまりと落ち着いていて、心が安らぐ空間です。
四季を通して美しい風景が楽しめますが、特に春には椿の名所として知られています。
法然院の見どころ
方丈庭園
池を中心にした庭園で、こじんまりとしているので見て回るのにそれほど時間はかかりませんが、法然院の静けさも相まって雰囲気は抜群です。
手水鉢には季節の花や葉が浮かべられています。
方丈・本堂
通常は非公開ですが、春と秋の特別公開の際に拝観できます。
方丈には桃山時代の絵師・狩野光信による襖絵(国指定重要文化財)が納められており、特別公開の時期のみ見ることができます。
中庭には三銘椿と呼ばれる3本の立派な椿が植えられており、春には美しく咲きます。
特別公開の時期は短いのでホームページなどで確認することをおすすめします。
法然院は多くの著名人のお墓があることで知られています。
「細雪」「痴人の愛」などで知られる谷崎潤一郎をはじめ、哲学者の九鬼周造、経済学者の河上肇など京都にゆかりのある文化人が眠っています。