名称 | 圓光寺 |
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楽しめる花(★はおすすめ) | 【春】桜、石楠花(しゃくなげ)、皐月(さつき)【夏】青紅葉、苔【秋】★紅葉【冬】南天、千両、山茶花(さざんか) |
ベストシーズン | 秋 |
公式サイト | https://www.enkouji.jp/ |
圓光寺の概要
圓光寺は比叡山の西麓、左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院です。
元々は1607年に徳川家康が伏見に開いた学問所で、1667年に現在の場所に移転しました。
日本最古の木活字(重要文化財)が約5万個収蔵されています。
庭園には四季折々の花が咲き一年を通じて楽しめますが、紅葉が美しく、散り紅葉・敷き紅葉も見応えがあります。
圓光寺の見どころ
十牛の庭(じゅうぎゅうのにわ)
鎌倉時代末から室町時代にかけて広まった「十牛図」をテーマに造られた泉回遊式庭園です。
「十牛図」は、人間が悟るまでの過程を表現した10枚の絵で、牛に見立てた10個の石が配置されています。
下の写真の左側、木の横にある大きな石は、牛が伏せているように見えるため「臥牛石」と呼ばれています。
紅葉の額縁庭園
圓光寺は紅葉の季節が素晴らしく、本堂の書院から眺める額縁庭園が特に美しいです。
秋の特別拝観は予約制なので、事前に公式サイトから申込が必要です。
新緑の青紅葉は、秋とは違った爽やかな風景が楽しめます。
微笑み地蔵
十牛の庭に佇む可愛らしいお地蔵さんは、頬づえをついて、紅葉を眺めているようにも見えます。
紅葉とのコラボが楽しめるので、撮影スポットとしても人気です。
水琴窟(すいきんくつ)
つくばいの中に甕(かめ)を埋めて空洞を作り、水滴が落ちるたびに水が共鳴して、お琴のような音色を楽しめる仕掛けになっています。
訪れた際は、美しい音色をぜひ聴いて楽しんでください。
枯山水 奔龍庭(ほんりゅうてい)
奔龍庭は洛北最古と言われている庭園で、特に秋は紅葉とのコントラストが美しいです。
白砂で雲海を表現している石庭で、石の柱は龍の周りで光っている稲妻を表しています。
栖龍池(せいりゅうち)
瓢箪の形をした池で、洛北最古の池といわれています。
紅葉が映り込んだ水面に紅葉が浮かぶ光景は、何とも言えない趣きと風情があります。